中国に行ってきた:1.北京

北京に行った話

一日目(日本→北京)

関西国際空港には出発の2時間前に着いた。
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上海浦东国际机场を経由して北京北京首都国际机场に飛んだ。
北京はこの日大雨で、到着が2時間遅れた。浦东から北京の飛行機の隣席に偶然まったく同じルートの日本人の方がいて、到着までいろいろ話をした。
北京では荷物の受取で少しトラブったけれど、無事受け取ってリムジンバスに乗った。もう7時半だった。

バスでは、後ろに座ったフランス帰りの中国人(ちょっと年上)と話した。フランスへの留学が終わってこれから中国で就職するらしい。英語をしゃべったけれど、ときどきフランス語が出てくる。Japaneseをじゃぽねーぜみたいな。晩御飯を一緒に食べて、アドレスを交換して別れた。

その後、地下鉄で「和平门」に行き、ガイドブックに書いてあるユースホステルを目指す。この時点で9時半くらい。連絡用のプリペイド携帯を買うのは諦めてホステルを目指す。

しかし、地図と照らしながら行ってもユースホステルが見つからない。歩いていると工事現場に迷い込んでしまって、おじさんとお兄さんに呼び止められた。住所を見せると案内してくれた。しばらく歩いたら到着した。2人にお礼を言って、ホステルに入った。

目指していたのは北京远东国际青年旅舍というところで、ここはそこそこ値が張る普通のホテルもくっついている。フロントに着いた時にはすでに10時半ごろで、ホステルに部屋が残ってなかった。

雨も降っているし疲れてもいたので、普通のシングルルームを頼んだ。260元もした。ダブルベッドの部屋だったので、もっと安い部屋はないのか?と聞いたけどないと言われた。

悪いことはこれだけじゃなくて、なぜかWi-Fiがつながらず。メールも確認できなくて本当に困る。それにしてもフロントのおっちゃんは愛想が悪かった…。


二日目(北京)

6時半に起きて、荷物をまとめて7時過ぎにチェックアウト。バックパックをフロントに預けて外に出た。
駅に行く途中に、ガイドブックに載ってなかったLEO HOSTELにチェックインした。12人部屋で1泊50元。地下鉄前门站に近い。
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LEO HOSTELの廊下はこんな感じ。

その後去年知り合った清华の大学院生さんに会うために清华大学に近い五道口站に移動。東工大から留学に来た日本人の大学院生さんも合流して、清华大学のキャンパスツアーをしてもらった。
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施設もいろいろあるけれど、庭園がすごい。大きな池があって蓮が見事だった。昼ごはんは清华大学の食堂の一つで食べた。建物が大きくて、メニューも多種多様。キャンパスでは初めて軍訓(新入生が軍事訓練をする恒例行事)を見た。

その後近くの圆明园へ行った。池に蓮、清华大学でも見たけれど、こちらのは一段とすごい。少し曇った空とマッチしていて、淡い色合いの絵画を見ているようだった。
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世界史の教科書でお馴染みの、アロー戦争で壊された宮殿も見た。実は乾隆帝のお誕生日を祝う場所だったらしい。

晩御飯はお粥。淡白な味で美味しかった。
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丸一日案内してくれた清华の大学院生に本当に感謝です。留学の話とか色々教えてくれた東工大の大学院生にも感謝感謝。楽しい一日だった!

帰ってからWi-Fiを試すも、なぜかiPodだけでしか繋がらず。困る。


三日目(北京)

おととい上半身裸で寝たのがよくなかったか少し体調が悪い。
10時20分頃に宿を出てまず携帯を買った。サムスンの携帯で本体198元(2400円くらい)だった。

それから地下鉄とバスを乗り継いで八达岭长城へ。バスは地下鉄の积水潭という駅の近くから出ていて、片道12元。バスで日本から持ってきた中国語教本を見ていると、隣に座っていたおじさんが興味を持って話しかけてくれた。あまり聞き取れなかったけど、「中国語できなくても漢字がわかるからいいね」みたいなこと言っていた。

八达岭长城に着いてから外に出ると寒かった。晩秋の早朝みたいな感じだった。
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長城の道のりは意外と急だ。階段をつけるレベルなのに階段ついてない。ぽっちゃりした西洋人が苦しそうに登っていた。
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道が急になくなっているように見えるくらいの傾斜(ここはさすがに階段ついてる)。

とりあえず南北に一番高いところまで登って満足したので帰った。

途中で北京站に寄って明後日の济南(済南)までの切符を買った。目的地はさらに南の曲阜だけれど、初日に会った中国人が济南に住んでいるのと、ガイドブックに济南から曲阜への長距離バスが出ていると書いてあったので济南に寄ることにした。2時間半くらいしか乗らないのに寝台車の切符しか取れなくて125元もした。

宿に帰るとWi-Fiが使えるようになっていた。なぜだ。


四日目(北京)

朝起きて宿泊の延長をして、10時ごろに出発した。
まず天安门广场に行った。平日のはずだけれどすごい人出だった。
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ゴミ拾いのおばちゃんが面白かった。カートに乗ってマジックハンドみたいなものでゴミを拾っている。

天安门广场を東に抜け、日本租界、旧横浜銀行などを見つつ王府井へ歩いた。王府井は繁華街で、高そうなものを売っている店がたくさんある。場違い感がすごかったのでそのまま北に抜けて、今度は西に戻って故宫に行った。

入場料が60元と少し高いので迷ったけれど、せっかくなので入ることにした。
皇帝が生活していただけあって、広い。黄色い屋根と赤い壁が力強い。皇帝っぽい。
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主に腰痛と戦いながら見て歩いた(天安门のあたりから痛かった)。

故宫のあとは北の景山公园へ。入場料2元。皇帝が自害したところに碑があるのと、頂上から北京の街がよく見える、くらいの公園。観光客は少なめ。

風が気持ちよくて、頂上のベンチで一時間くらい本読んだり昼寝したりしていた。ここからは北京の街が見渡せる。最後に見れて良かった。また北京に来たいと思った。

晩御飯は6時台。中国の晩御飯は日本より早め。5時くらいから人が入り始める。


五日目(北京→济南→曲阜)

朝7時にチェックアウトして、地下鉄で北京南站へ移動。
鉄道で北京から济南、バスで曲阜へ。